在京フィリピン大使館、MANAMO2025をフィリピン海軍歴史書の 引渡で締めくくる
2025年10月2日東京―2025年海洋・群島国家認識月間(MANAMo)の締めくくりとして、在日フィリピン大使館は2025年9月30日に行われた書籍引き渡し式にて、出版物『フィリピン海軍史:誕生』の寄贈を受け取りました。
フィリピン国防武官ピーター・G・トレンティノ三世大佐より、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日大使へ、同出版物の初版が贈呈されました。大使館内にあるセントロ・リサールの広範な図書コレクションに収蔵される予定です。
2024年に初版が発行されたこの本は、フィリピンの航海の歴史と、現代フィリピン海軍の先人たちについて詳しく記しています。ネレリト・P・マルティネス(PN)MNSA大佐、ジョン・カルロ・F・エボル(PN)中尉、キム・レンゾン・D・パラガン氏によって執筆され、植民地時代以前からアメリカ植民地時代にかけて、同国の海軍が歩んだ進化と、その過程で克服してきた数々の困難について解説しています。
「本書は、多くの人々が知らないフィリピン海軍の歴史について、より深い視点を提供しています。フィリピン国民は自らの海洋遺産についてもっと知るべきです。これは私たちに授けられた贈り物であり、守り、次世代へ引き継ぐべきものだからです」と、アルバノ大使は書籍引き渡し式での短いメッセージで述べました。
大使館はMANAMo 2025記念事業の一環として、フィリピンの豊かで活気ある海洋生物と伝統を紹介する「マリン・マンデー」広報キャンペーンを実施しました。2025年9月の毎週月曜日、大使館は海洋資源と伝統に関する魅力的なインフォグラフィックやトリビアを公開し、フィリピンが島国としてのアイデンティティと主要な海洋エコツーリズム目的地であることを強調しました。
フィリピンは「MANAMo 2025」を「ひとつとなる島々、平和な海」をテーマに祝いました。