日本在住のラモン・マグサイサイ賞受賞者たちが、 日比友好70周年を記念する親睦会にて称えられた

国際文化会館(IHJ)で開催された「マグサイサイ賞受賞者親睦会」において、マグサイサイ賞
受賞者および関係者、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使(左から5人目)、
RMAFスーザン・アファン理事長(左から4人目)
2026年10月8日東京-2026年10月7日在日フィリピン大使館とラモン・マグサイサイ賞財団(RMAF)は、都内国際文化会館(IHJ)にて「マグサイサイ賞受賞者親睦会」を共催し、日本在住の28名のラモン・マグサイサイ賞受賞者とその家族、関係者らを招き、彼らの功績と献身的な奉仕を称えました。
「高潔な精神を称える」をテーマとしたこの親睦会は、フィリピンと日本の国交正常化70周年に合わせて開催され、両国の和解への道を切り拓く上で極めて重要な役割を果たしたフィリピンのラモン・マグサイサイ大統領に敬意を表しました。同大統領の政権下で、1956年7月に「フィリピン・日本賠償協定」が批准されました。
「70年が経過した今、両国は、マグサイサイ大統領が想像したに過ぎなかったであろう友好関係を築いています。東京で、彼の名を冠し、人々の生活を向上させ、地域社会を強化し、自分たちよりも大きな崇高な大義に献身してきた日本の個人や団体を称えるために、私たちがここに集まっていることは、とりわけ意義深いことです」と、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は開会の挨拶で述べました。
この親睦会では、国際文化会館の岩崎小彌太記念ホールで行われたテープカットで公開されたパネル展示を通じて、受賞者たちがアジア各地のコミュニティに果たしてきた永続的な貢献が紹介されました。この展示は、次世代や関係者に、同賞の精神、日本との強固かつ長年にわたる結びつき、そしてRMAFが提唱する変革的なリーダーシップと若者のエンパワーメントについて紹介するものでした。

日本におけるラモン・マグサイサイ賞受賞者を特集した展示会のテープカットにて
(左から)2022年ラモン・マグサイサイ賞受賞服部匡志氏、IHJ理事長兼RMAF理事近藤ジェームス氏、ガルシア=アルバノ大使、2016年ラモン・マグサイサイ賞受賞青年海外協力隊を代表してJICA田中明彦理事長、RMAFスーザン・アファン理事長
「今日という日は、ラモン・マグサイサイ賞が、ある人の人生の旅路におけるある瞬間を称えるものである一方で、その意義はその後も長く続くことを私たちに思い出させてくれます。この賞は、勇気と思いやりが人生を変えることができるという信念によって結ばれた、国境、世代、分野を超えた連帯へと私たちを導いてくれます。これこそが、私たちが『高潔な精神』と呼ぶものです。それは、奉仕しようとする意志、困難な状況に立ち向かう勇気、歩み続ける粘り強さ、そして地域社会と共に解決策を築き上げる謙虚さの中に息づいているのです」と、アファン氏はスピーチの中で述べました。
本イベントは、国際文化会館(IHJ)理事長、RMAF理事でもある近藤ジェームス氏の多大なる支援により実現しました。IHJは戦後、文化や人的交流を通じて日本と国際社会との親善関係を育むことに尽力し、1980年に同賞を受賞した松本重治氏によって設立されました。
「マグサイサイ賞は、受賞した個人や団体の功績を称えるだけにとどまりません。受賞者同士が互いに学び合い、支え合い、励まし合いながら、世代を超えて続く友情の輪を築いていくことには、大きな価値があると考えています」と、近藤氏は、IHJとその静謐な伝統庭園に集まった来賓を歓迎し述べました。
日本を拠点とする同賞の受賞者には、国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子氏、女性参政権運動家であり政治家でもあった市川房枝氏、アニメーション作家でありスタジオジブリの創設者である宮崎駿氏、そして青年海外協力隊(JOCV)など、日本の歴史や社会において著名な人物や団体が含まれています。
「フィリピン・日本友好記念年のテーマである『未来を共に織りなす』は、過去60年にわたり私たちのボランティア活動を支えてきた理念そのものを反映しています。私たちは、世代を超えて築き上げられてきた信頼を引き継ぎ、日本と世界、そしてフィリピンと日本を結ぶ好循環をさらに強めていきたいと考えています」と、再会の場に出席した日本在住の受賞者を代表して、田中理事長はメッセージの中で述べた。
親睦会では、受賞者や関係者によるパネルディスカッションも行われ、各自の活動形成の背景や動機を振り返るとともに、この賞の受賞が地域社会やそれ以上の範囲に対する責任感をいかに深めたかについて語り合いました。パネルディスカッションには、2022年度受賞服部匡志氏、JOCVを代表して久保田賢一氏、そして2003年度受賞の中村哲氏を代表してペシャワール会の原祐一会長が登壇しました。日本財団理事の道傳愛子氏が、この示唆に富むパネルディスカッションのモデレーターを務めました。
「過去の失敗から学び、現在は若手医師を指導する中で、私は常に、困難な時には助けを求めるよう彼らに教えています。若手医師は助けを求めることを避けがちですが、その方法を身につけると、医師としての成長が著しいと実感しています」と、服部氏は、眼科治療を通じて患者に思いやりを届けるという自身の取り組みを振り返りながら語りました。
また、日本政府や市民社会の関係者、外交団のメンバー、大使館職員、報道関係者らもこのイベントに出席しました。
受賞者らによる親睦会に加え、RMAFは2026年10月6日、上智大学と共同で、大使館の支援のもと、「若者、日本、そして世界:国際交流と協力の推進」と題したユースフォーラムを開催しました。
日本訪問中、RMAF代表団は、ジブリ美術館や市川房枝記念会女性と政治センターなどを訪れ、受賞者やその所属機関と再会し、現場に深く入り込み、現在のプログラムや取り組みを視察しました。
これまで、アジア各地のラモン・マグサイサイ賞受賞者による親睦会は、パキスタン、インド、韓国で開催されてきました。
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