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セントロ・リサール東京にて、 歴史的なムリーリョ・ベラルデ地図の公式レプリカを受け取る

2025年4月16日、ミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は、アジア・ジャーナリズム・コミュニケーション研究所、クリスチャン・ノエル・A・プラ氏より
ムリーリョ・ベラルデ地図の公式レプリカをセントロ・リサール東京にて受け取りました。

2025年4月22日-ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は4月16日、アジア・ジャーナリズム・コミュニケーション研究所(AIJC)から、フィリピン地図の母とも言われる1734年のムリーリョ・ベラルデ地図の公式レプリカを受け取りました。

セントロ・リサール東京で行われた引渡し式において、ガルシア=アルバノ大使は、同地図の公式レプリカを受け取る最初のフィリピン在外公館として駐日フィリピン大使館を選んだAIJCに感謝しました。また、大使は、2014年にロンドンで開催されたサザビーズのオークションを通じて1734年のムリーリョ・ベラルデ地図の実物を入手し、2024年12月6日にフィリピン共和国政府に寄贈した慈善家AIJCのメル・ベラスコ・ベラルデ会長へも感謝の意を表しました。

クリスチャン・ノエル・A・プラ氏がAIJCの代表として、引き渡し式が行われました。プラ氏は、フィリピンとフィリピン国民のためにこの地図を手に入れようとしたベラルデ氏の業績と、この地図を通じてフィリピンの豊かな歴史を保存し、広めるというAIJCの思いを紹介しました。

「南シナ海に関する2016年の仲裁裁定で再確認されたフィリピンの海洋権益を立証する画期的な歴史的・法的証拠となったこの地図は、大使館、セントロ・リサールの所蔵品の一部となり、フィリピンの遺産と歴史の証となります」とガルシア=アルバノ大使は挨拶で述べました。

1734年のムリーリョ・ベラルデの地図(Carta Hydrographica y Chorographica de la Yslas Filipinas Manila 1734)は、フィリピン初の科学的地図とされ、後にバホ・デ・マシンロック(Bajo de Masinloc)またはスカボロー礁(Scarborough Shoal)と特定された「パナコット(Panacot)」や「ロス・バホス・デ・パラグア(Los Bajos de Paragua)」と記されたスプラトリー諸島などの地形が含まれています。

公式レプリカの引渡し式は、国家文化芸術委員会を介して行われました。