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日本人グループによる九段、大使公邸訪問、歴史と文化遺産にスポットライト

2025年8月26日に在日フィリピン共和国大使公邸で開催された、NHK文化センターの「大使館訪問」プログラムにて、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使(中央右、着席)、このプログラムを主導した片野順子氏(中央左、着席)と参加者たち

2025年9月1日東京-フィリピンの国家歴史月間、および言語月間を記念し、フィリピン大使館は8月26日NHK文化センターの「大使館訪問」プログラムの参加者を大使公邸にて迎えました。本企画はフィリピン文化、歴史、遺産を広めるため、大使館とNHK文化センターが初めて共同で実施したものです。

「私たちが通称『クダン』と呼んでいる、フィリピン駐日大使の歴史ある公邸へようこそお迎えいたします。この特別な歴史的建造物は、フィリピン国外で初めてフィリピン国家歴史委員会により国家歴史的記念物に指定された場所です。本日のイベントが、フィリピンの歴史、言語、文化、伝統の活力をより深くご理解いただく一助となれば幸いです」と、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日大使はあいさつしました。

プログラムでは、フィリピンの歴史的ランドマークや必見の観光地を紹介する映像上映と、参加者が実用的なフィリピノ語の単語やフレーズを学ぶインタラクティブな活動が行われました。多くの参加者はすぐに実践に移り、イベント中、「サラマット(ありがとう)」、「パアラム(さようなら)」などのフィリピノ語を口々に交わしていました。

ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日大使は、自身もイベント中に身に着け、刺繍ワークショップで注目されたピニャ生地を通じてフィリピンの織物文化を紹介しました。

プログラムのハイライトは、フィリピンで有名なピニャ生地(パイナップルの繊維を織り上げた織物)を使ってのワークショップでした。参加者はこの日のために用意された刺繍キットを使い、伝統的な生地への刺繍を体験しました。ガルシア=アルバノ大使自身もフィリピンの織物文化を強調するため、ピニャ生地が使われた衣装を着用していました。

パイナップルの繊維を織った生地、ピニャを使用した刺繍のワークショップを楽しむ参加者たち

歴史と文化遺産は食文化へも広がり、ワークショップ終了後、大使館農務担当官事務所を通じて「フィリピン料理のフレーバー-ママシタの家ごはん、日本編」の最新エピソードが公開されました。この料理動画で紹介された伝統的なフィリピン料理の数々は、同エピソードにゲストシェフとして登場した日本在住のロイダ・オザキシェフが特別に用意したフィリピン料理ランチビュッフェでも提供されました。参加者の多くが「フィリピン料理を初めて味わった」と感想を述べていました。

NHK文化センター「大使館訪問」プログラムにて、日本在住のロイダ・オザキシェフのフィリピン料理を楽しむ参加者たち

NHK文化センターの代表として出席した片野順子氏は、大使館の温かいおもてなしに感謝の意を表し、フィリピン文化と芸術の普及を図りながら、フィリピンと日本の人的交流を強化するためのさらなる協力関係を期待すると述べました。

ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日大使(左)、日本在住のロイダ・オザキシェフ(中央)、マリア・アリリア・マグヒラン農務担当官

プログラム終了後、NHK文化センターの参加者にはフィリピン製のバッグが記念品として配られました。

記念品のフィリピン製バッグを受け取る参加者たち

NHK文化センターは、日本の一般市民にユニークな学習機会を提供しており、月例企画「大使館訪問」プログラムを通じて、これまでに約50の外交使節団への訪問を企画してきました。

「フィリピン料理のフレーバー-ママシタの家ごはん、日本編」はこちらからご覧いただけます

 

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