フィリピン大使、南牧村長と 姉妹都市交流10周年を祝う

ミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使と有坂良人南牧村長は2025年4月25日、
東京のフィリピン大使館で面会し、ベンゲット州ラ・トリニダード市と長野県南牧村の
姉妹都市交流プログラム強化に向けた決意を新たにしました。
2025年4月28日、東京 – ミレーン・J・ガルシア・アルバノ駐日フィリピン大使は4月25日、長野県南牧村の有坂良人村長一行の大使館訪問を歓迎しました。
アルバノ大使は有坂村長に、ベンゲット州ラ・トリニダード市と南牧村の姉妹都市提携10周年と、2024年11月に締結された姉妹都市提携の更新へのお祝いを伝えました。
2014年の姉妹都市交流プログラム設立以来、ラ・トリニダード市と南牧村は以下のような重要な分野で協力関係を育んできました:
• 南牧村が提供する技術支援を通じた農業開発
• ラ・トリニダードの若い農家が南牧村の農場で研修するインターンシップの機会
• 農業を中心としたさまざまな分野での人的交流
• 保健衛生、環境保全、文化、貿易、観光などの分野における情報共有
パートナーシップのさらなる拡大に向けて、有坂村長は、交換留学生プログラムの設立や、南牧村内のレストランでベンゲット・アラビカ・コーヒー、ひまわりバター、はちみつなどの地元ベンゲット州産品を販売するなどの今後の取り組みを提案しました。さらに有坂村長は、ベンゲット州のトゥブレイとブギアスとの「友好関係」を築くための協力関係の拡大に関心を示しました。
アルバノ大使は、フィリピンとの関係強化に対する有坂村長の取り組みに感謝の意を表しました。また、「ラ・トリニダード村と南牧村の永続的な友好関係は、過去10年にわたり有意義な協力関係を築いてきました。この関係が発展し、日本での雇用機会を支援するだけでなく、日本の先進的な農法を取り入れることによって、ベンゲット州の農業システムを向上させることができることを期待しています。ベンゲット州の優れた製品のプロモーションといった取り組みは、このパートナーシップの奥深さと可能性を際立たせます」と述べました。
アルバノ大使はさらに、ダバオやブキドノンなど、フィリピンの他の農業拠点への今後の訪問を検討するよう南牧村に呼びかけました。
最後にアルバノ大使は、南牧村とベンゲット州のラ・トリニダード、トゥブレイ、ブグアスの各地の食糧安全保障と農業の近代化を達成するための二国間協力の推進について、フィリピン大使館が農務部を通じて全面的に支援することを再確認しました。