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フィリピン大使館、エルピディオ・キリノ大統領の生涯と不朽の功績を讃える 一連の行事

2025年11月16日在日フィリピン大使館はクリスチャン・デ・ヘスス臨時代理大使の主導のもと、エルピディオ・R・キリノ大統領の生誕135周年を記念し、東京都千代田区日比谷公園内のキリノ記念碑において献花式を実施

2025年11月20日東京―フィリピンのエルピディオ・R・キリノ大統領生誕135周年を記念し、在日フィリピン大使館は2025年11月16日、フィリピンと日本の国交正常化の礎を築いた彼の不朽の功績と重要な役割を称えるため、イベントを開催しました。

キリノ大統領を称える献花に臨むクリスチャン・デ・ヘスス臨時代理大使(2列目左)とフィリピン大使館員

クリスチャン・デ・ヘスス臨時代理大使率いる大使館職員が、東京都千代田区日比谷公園内のキリノ大統領記念碑前で献花式を行いました。この記念碑は、1953年にムンティンルパ刑務所で服役中だった105名の有罪判決を受けた日本軍戦犯に対し、キリノ大統領が恩赦を執行した行為を称えるため、2016年に建立されたものです。

ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使に代わって献花式にて挨拶をするクリスチャン・デ・ヘスス臨時代理大使

「キリノ大統領は卓越した政治家であり平和の使徒であり、大統領在任中には和解と経済的安定を推進し、フィリピンと諸外国との外交関係の強化に努めました。激動の時代を経て国家再建の責務を担ったフィリピン政府の舵取り役として、キリノ大統領は怨恨よりも寛容を、分断よりも慈愛を選び、今日のフィリピンが誇る最も活力に満ちた永続的な友好関係の一つ、すなわち日本との友好関係の礎を築かれました」と、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使に代わりデ・ヘスス臨時代理大使が挨拶で述べました。

献花式に続き、東京・京橋の孔雀画廊にて開催中の「Kami to Kami」展のクライマックスを飾るキリノ・デー特別イベントが開催されました。このイベントでは、3名のフィリピン人アーティスト、時計職人であり漆芸作家フランシスコ・“ニコ”・モレノ氏、彫刻家マネール・アシス=ファン氏、そして画家トーマス・ジョセフ・ファン氏の傑出した作品が紹介されました。

2025年11月16日京橋、孔雀画廊にて開催された「Kami to Kami」展、キリノ・デー特別展においてフィリピン大使館クリスチャン・デ・ヘスス臨時代理大使(中央)、フィリピン人芸術家たち、時計職人兼漆芸作家 フランシスコ・“ニコ”・モレノ氏(左端)、彫刻家マネール・アシス=ファン氏(右端)、画家トーマス・ジョセフ・ファン氏(右から2人目)、湯下博之元駐フィリピン日本大使(左から2人目)

湯下博之元駐フィリピン日本大使、フィリピン人コミュニティのメンバー、その他の特別ゲストが出席した本イベントでは、フィリピンと日本の強固で活気ある友好関係、そして多面的な協力と協働の絆を表現した共同制作アート作品が初公開されました。時計職人としてのキリノ大統領への賛辞として、モレノ氏はフィリピンと日本の国旗の色を象った複雑な象嵌細工を施した限定版の時計「Deco Ibarra Gran Luz」時計を発表しました。これに対し、ファン夫妻は共同で、鶴と少女、そしてクジラとダイバーを描いた2点の印象的な絵画を発表。これらはキリノ大統領が提唱した両国の平和と調和を象徴しています。

「Kami to Kami」展のキリノ・デー特別企画でそれぞれの作品を披露するフィリピン人アーティストたち

またこのイベントではフィリピン料理にインスパイアされた料理とドリンクが、日本在住のフィリピン人シェフ、ロイダ・オザキ氏によって特別に調理され、提供されました。

「Kami to Kami」は、フィリピン語で「私たち」を意味する「kami」と、日本語で「神」や「より偉大なるもの」を意味する「kami」を掛け合わせた造語です。本展は、2026年に迎えるフィリピン・日本国交正常化70周年の前奏曲として位置づけられ、在日フィリピン大使館は同記念事業の一環として、両国間の強固で活気ある友好関係へのキリノ大統領の貢献、ならびに多岐にわたる協力・連携の絆を称える一連の活動を企画します。

フランシスコ・“ニコ”・モレノ氏が時計職人としてキリノ大統領への賛辞を込め、「Kami to Kami」展におけるキリノ・デー特別企画のため、フィリピンと日本の国旗の色を象った精巧な象嵌を施した限定版時計「Deco Ibarra Gran Luz」

「Kami to Kami」展のキリノ・デー特別企画として、キリノ大統領が追求した両国間の平和と調和を象徴する鶴と少女、鯨とダイバー描いた精巧な絵画2点、彫刻家マネール・アシス=ファン氏、画家トーマス・ジョセフ・ファン氏の共同制作

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