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フィリピンと“東京ばな奈”のつながり: 日本で最も愛されているお菓子のひとつにまつわる物語を探る

2024年7月31日、在京フィリピン大使館一行が東京ばな奈の製造工場を訪問した。株式会社マスダック増田文治会長(後列左から4人目)、同奥田信夫社長(後列左から2人目)、株式会社グレープストーン山崎勝也生産部長(前列、左から3人目)らが、アルビン・マラシグ経済担当官(後列左から5人目)、アレリ・マギラン農務官(後列左から3人目)、ダレル・アルタテス広報官(後列左から6人目)、佐藤ハディジャ農務官補佐からなる大使館一行を出迎えた。

2024 年 8 月 7 日 – 在日フィリピン大使館は、経済部および農業駐在官事務所を通じ、 7 月 31 日、埼玉県の製造施設において、日本で最も愛されているお菓子のひとつである東京ばな奈を製造している企業と交流した。

株式会社マスダックと株式会社グレープストーンの関係者がフィリピン大使館一行を迎えた。

1991年に発売された東京ばな奈は、バナナの形をしたスポンジケーキにバナナカスタードクリームを詰めたもの。カスタードクリームの原材料となるバナナは、フィリピン産のものが多く使われている。

株式会社マスダックは、東京ばな奈の製造と大規模な菓子製造のための特注機械を製造している。一方、株式会社グレープストーンは東京ばな奈のブランド・オーナーであり、販売者でもある。

東京ばな奈には、定番商品と特別限定商品がある。日本市場に導入されて以来、東京ばな奈は商業的成功を収め、日本を訪れる観光客にとっては“絶対に外せない”商品であり、友人や家族への最高の“おみやげ”となっている。

「株式会社マスダックと株式会社グレープストーンとの貴重な交流の機会に感謝します。高品質で優れた味覚で知られるフィリピン産バナナが、日本の皆様に愛されている商品の一部であることを知り、大変嬉しく思います。フィリピンは、最も美味しく新鮮なバナナを日本に届け続けることに力を注いでいます」と、ミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使もコメントした。

日本はフィリピン産バナナの海外市場においてトップです。日本が輸入する生鮮バナナの80%近くがフィリピン産です。ミンダナオ島では、バナナ産業は約70万人の雇用を生み出し、地域の経済成長と安定の大きな原動力となっている。

バナナは日本で最も消費されている生鮮果物である。栄養がぎっしり詰まっていて食べやすく、エネルギーを高める食品とされ、日本人の食生活に欠かせないものとなっている。バナナの人気にあやかって、日本では非公式に8月7日を「バナナの日」として祝っている。