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外務大臣談話:南シナ海に関する仲裁判断

2016年7月12日

本日2016年7月12日、フィリピンが提訴した南シナ海に関する仲裁手続きにつき、仲裁裁判所(1982年採択国連海洋条約付属書Ⅶに基づき、常設仲裁裁判所によって組織される)による仲裁判断を歓迎する。この仲裁判断の重大さに相応すべく、我が国の専門家は、綿密な精査を加えている。その間、関係者は慎重かつ冷静な姿勢を保つよう呼びかけたい。フィリピンは、進行中の南シナ海問題への取り組みに大いに寄与するものとして、この画期的判断に強く賛同する。この仲裁判断は、国際法とりわけ1982年採択国連海洋法条約を支持するものである。フィリピンは、南シナ海地域での平和と安定性の推進と増進の観点の下に、一貫して紛争の平和的な解決と処理を目指して努力して来たことを強く主張する。