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フィリピン大使館「安全な職場づくり」と「GAD(ジェンダーと開発)計画と予算」に関するセミナーを開催

ミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は、2024年8月29日にフィリピン大使館で開催された「安全な職場づくり」と「GAD計画と予算」に関するセミナーにおいて、セクシャルハラスメントに対するフィリピン大使館のゼロ容認の方針と、職場での問題行動に対する苦情を即座に処理するオープンドア・ポリシーを強調。

2024年8月29日、フィリピン大使館は、GAD(ジェンダーと開発)プログラムに基づき、館内多目的ホールにおいて、職場のハラスメントへの対処、GADの計画と予算についての知識を深めるセミナーを職員向けに開催した。

「安全な職場づくり」に関するセミナーでは、ダレル・アルタテス一等書記官兼領事が進行役を務めた。ディスカッションでは、セクシュアル・ハラスメントに関する法的および現実的な視点、職場環境における問題行動に積極的に対処するための介入戦略を取り上げ、介入戦略を適用するための状況別演習が行われた。その中でアルタテス領事は、敬意、礼節、包容力を基盤とした職場文化を培うことの重要性を強調した。

大使館職員は、職場におけるセクシャル・ハラスメントに対処するための介入戦略の実施に関するグループ・ディスカッションに積極的に参加した。

シャーメイン・A・セルナ=チュア次席大使兼総領事を中心に、大使館職員たちは職場環境におけるセクシャル・ハラスメントへの対処法について意見を交換した。

続いて、GAD担当官代理、アルビン・C・マラシグ一等書記官兼領事によるGADの計画と予算に関するエコー・トレーニングが行われた。マラシグ領事は、GADの概念、フィリピンのジェンダー主流化(GMS)戦略の要点、フィリピン外務省(DFA)のGADアジェンダ2023-2028、ジェンダーと開発の調和ガイドラインについて示し、特に、ジェンダー・レンズの視点を適用することで、どのようにプログラム、活動、プロジェクトを実施できるかについて説明した。

「大使館のGADプログラムとその活動は、計画的に実施され、かつ参加型であるべきであり、一部の職員や女性だけに限定されるべきではない。だからこそ、すべての職員がこうした取り組みに参加し、GADの問題、特に女性のエンパワーメント、ジェンダー平等、包括性についての理解を深めることで、全員が同じ見解を持つべきである」と、ミレーン・J・ガルシア=アルバノ大使は述べた。

大使はセクシャル・ハラスメントに対する大使館のゼロ容認の方針と、オフィス内での問題行動に対する苦情を即座に処理するオープン・ドア・ポリシーを支持した。さらに、GAD問題に取り組むための活動を広めていくよう、大使館の全職員に呼びかけた。

在日フィリピン大使館にて職場における尊重の文化、男女平等、包括性を推進するミレーン・J・ガルシア=アルバノ大使(左から5人目)。

フィリピン大使館は、大使のリーダーシップの下、GADプログラム担当チームを中心に、大使館管轄内のフィリピン人コミュニティ、大使館職員、その他関係者のための、より的を絞ったGADイニシアチブを企画していく。