フィリピン大使、愛知県知事と経済協力と友好関係を強化
2025年10月17日東京―ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使と大村秀章愛知県知事は、2025年10月9日同知事がフィリピン大使館を表敬訪問に訪れた際、フィリピンと愛知県の協力強化について意見交換を行いました。
大村知事は、2025年8月にフィリピンを訪問し、マリア・テレサ・P・ラザロ外務大臣をはじめとするフィリピン政府高官と会談した実り多い訪問となったことを大使に報告しました。また、日本の製造企業が拠点を構えるラグナ州も視察しました。
「フィリピンに進出した愛知県の日本企業は74社に上り、これは我々の強固な経済連携を物語っている」と大村知事は述べました。
大村知事はまた、2025年9月30日にセブ州を襲ったマグニチュード6.9の地震による甚大な被害を受けたフィリピン国民に対し哀悼の意を表しました。
ガルシア=アルバノ大使は、大村知事がフィリピンと愛知県の連携促進に尽力されていることに謝意を表明しました。また、2026年のフィリピン・日本国交正常化70周年に向け、フィリピンと日本の企業をつなぐ機会を模索し、共同事業を実施することに関心を示しました。
大村知事は、現在約4万7千人のフィリピン人住民が暮らす愛知県にとって、フィリピンが重要なパートナーであることを強調しました。また、2019年に開設された在名古屋フィリピン総領事館を通じた支援に謝意を示し、その存在がフィリピン人と日本人の多文化共生を促進するという県政の目標に貢献していると述べました。
「愛知県は、在東京フィリピン大使館および在名古屋総領事館の揺るぎない支援を得て、愛知県のフィリピン人コミュニティのエンパワーメントに向けた支援と協力を得ることができる」とガルシア=アルバノ大使は大村知事に明言しました。
大村知事はまた、より多くの国際的な訪問者を誘致し、主要なイベントを開催するために強化された、愛知県の主要産業、インフラ、文化施設に関する最新情報を紹介しました。2026年の第20回アジア競技大会および第5回アジアパラ競技大会、ならびに2027年の第60回アジア開発銀行(ADB)年次総会の開催に向けた準備が含まれます。