フィリピン大使館、群馬県と連携し同県在住のフィリピン人を支援
2025年12月18日前橋-在日フィリピン大使館は、在日フィリピン人の権利と福祉の促進・保護という使命の一環として、2025年12月3日群馬県前橋市において群馬県職員らと懇談し、同県在住のフィリピン人との連携強化及び福祉サービス拡充に向けたベストプラクティスの意見交換を行いました。
ロバート・キンティン一等書記官兼領事をはじめ大使館員らは、群馬県地域創生部外国人活躍推進課佐藤貴昭部長らにより歓迎を受けました。
群馬県は、フィリピン人を含む外国人住民を支援する継続的な地域開発施策を説明しました。その一環として、県は2019年に設置した「ぐんま外国人総合相談ワンストップセンター」の見学ツアーを実施。同センターでは、外国人住民が相談を行い、問題解決に適切な機関へ紹介される仕組みとなっています。
大使館は、在日フィリピン人向けサービスの最近の動向について共有しました。これには、移住労働者(MWO)東京事務所のプログラムや、2025年10月に開設された社会保障機構(SSS)日本事務所の開設などが含まれます。大使館と県はまた、年金、労働・雇用、移民など、在日フィリピン人居住者に影響を与える共通課題についても協議しました。
2024年12月現在、群馬県には9,386人のフィリピン人が居住、同県における外国人コミュニティとしては第3位の規模となっています。
大使館は、日本在住フィリピン人向けの重要な情報の普及において群馬県を支援する用意があること、ならびに2026年のフィリピン・日本国交正常化70周年に沿った取り組みやパートナーシップにおける協力を表明しました。
ぐんま外国人総合相談ワンストップセンターは、平日9:00~17:00に開所し、5か国語(英語、ポルトガル語、中国語、スペイン語、ベトナム語)でサービスを提供しています。群馬県在住のフィリピン人は、電話027-298-8275およびFacebookページを通じてセンターに連絡できます。以上












